パワーコンディショナーの役割

太陽光発電に欠かせない装置のひとつがパワーコンディショナーです。ソーラーパネルで発電された電気は直流ですが、一般の家電製品は交流で動くようになっています。直流の電気を交流に変換するのが、パワーコンディショナーの第一の役割です。ただし100%変換できるわけではなく、メーカーによって変換効率は異なります。

変換効率が高いほど、システム全体の発電能力は高いということができます。どこのメーカーの製品でも、おおむね数%の電力は、変換の際に熱となって失われます。ソーラーパネルの発電力が高くても、パワーコンディショナーの最大定格出力が低ければ、発電能力がそこまでに制限されます。そのためソーラーパネルの発電力が非常に高い場合には、複数のパワーコンディショナーを接続する場合もあります。

ただしソーラーパネルは常に最大出力で発電できるとは限りません。曇りや雨の日には発電能力が落ちますが、その場合でも安定した出力を得られることが重要です。ですから最大定格出力だけでなく、出力が低いときの変換効率にも注意しなければなりません。パワーコンディショナーは太陽光発電システムの中でも重要な位置を占める装置で、高額ですし故障も多いという特徴があります。

音はほとんど出ませんが熱は発生するので、設置場所には気をつける必要があります。屋内に設置できないときは、屋外に設置できる場合もありますが、あらかじめメーカーに確認しておくことが大切です。

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