太陽光発電システムでは、ソーラーパネルの出力が大きくても、最大発電力はパワーコンディショナーの定格出力までに制限されるので注意が必要です。一般家庭用のパワーコンディショナーには、最大定格出力が2~5kw程度のものが多く採用されており、普通は出力が大きいほど価格も高くなります。ひとつの目安としては、最大出力が3kwの場合で25~30万円、4kwの場合で25~35万円、5.5kwの場合で40~50万円といったところです。これは希望小売価格であり、実際には数万円程度の値引きがあることも珍しくありません。
また最大変換効率が高い(高性能な)製品ほど、価格は高くなる傾向があります。パワーコンディショナーは太陽光発電システムの中でも、比較的故障しやすい部分なので、導入費用だけでなくメンテナンス費用のことも計算に入れておく必要があります。だいたい10年ほどで修理や交換が必要になると言われており、修理をすれば数万円かかるのが普通です。導入時に一定の料金を支払い、長期間の保証をつけられるメーカーもあります。
一般家庭で太陽光発電システムの工事を業者に依頼すれば、通常はソーラーパネルもパワーコンディショナーも決まったメーカーになることが多く、選択の余地はあまりありません。パワーコンディショナーだけを選ぶのは難しいかもしれませんが、重要な位置を占める部分なので、性能やメンテナンス性について把握しておくことは重要です。防熱の窓のことならこちら