フロアコーティングは、これまでのワックス等による方法とは異なり、耐久性のある塗膜を作ることで床の美しさを保つ方法となりますが、施工をする場合には、大まかな特徴を掴んでおく必要があり、依頼は専門的な技術や実績のある施工会社に依頼をすることが重要になります。フロアコーティングの種類としては、有機系コーティングとして、高濃度ウレタン、水性ウレタンハード、シリコン配合ウレタン、ウレタンハード、UVウレタンの5種類のコーティングがあり、有機系コーティングとしてはガラスコーティングがあります。特徴としては、高濃度ウレタンでは汚れや傷に弱い面があり、水や薬品に弱く白く変色をしたり水拭きができないことがあります。水性ウレタンにおいても汚れや傷には弱く、水性のために薬品に弱い特性があります。
シリコン配合ウレタンでは汚れに強く、耐薬品性もあり、艶の調整が可能であること、また、施工が簡単なことがあり、ウレタンハードでは有機系では1番の耐久性がある反面、施工が難しい特性があります。UVウレタンに関しては、汚れや耐薬品性があり艶が出る反面、紫外線に弱い面があり、そのために窓には紫外線カットフィルム等の措置が必要になります。無機系コーティングとなるガラスコーティングでは、汚れや耐薬品性が高く、傷にも強く滑り止めの効果がある反面、塗膜が薄いために艶が出にくい点や液体ガラス原料量が少ないことがあります。フロアコーティングにおいては、口コミや比較サイト等で様々な内容が取り上げられていますが、正確に内容を確認をしてから依頼をする必要があり、例えば、高価な施工となるガラスコーティングなどでは業者によって原料の液体ガラスの希釈率が異なっており、その場合には安い料金が提示されることになります。
また、第三者公的機関の証明書の提示をしてもらい、耐久性の確認をすることも大切なことになります。